現代では日頃から身体に良い食べ物や飲み物を探されている方が増えており、健康志向の物が売れる傾向にあります。
そんな中でも大豆に含まれる「大豆イソフラボン」が以前から、女性の間で注目されており「豆乳」を飲まれたり、豆腐など大豆製品を意識的に摂る女性が増えています。

なぜ注目されているかと言うと、大豆イソフラボンの働きが女性の女性ホルモンである「エストロゲン」と似た働きをするからです。
女性ホルモンが少なくなると良く言われるのが、更年期障害に影響が出たり骨粗しょう症になるなど、高齢になってから影響が出そうな感じですがそうでもありません。

若い女性の間でも人気な理由は、「月経の調整」「美肌効果」「ダイエット効果」など女性に嬉しい効果が期待できるので、大変認知度が高くなっています。
化粧水などにも含まれている事を見かける事が多く、美容に良い働きをするという認識が大きな理由だと思います。

食事に気を付ける妊婦さんへの影響

カフェインや特定の成分を多く摂ってしまうと、妊婦さんの身体に悪影響が出てしまうと良く言われて大変ですが、「大豆イソフラボン」の摂取はどうなのでしょうか?
結論から言うと、大豆イソフラボンの通常の範囲内での摂取ではそれほど気にする事はありません

女性ホルモンに似た働きをしてくれる有難い成分ですので、全く摂らないというよりはある程度摂る事で、妊婦さんの身体にとって良い働きをしてくれます。

しかし、身体に良いからと言って過剰に摂取する事は、大豆イソフラボンが身体に悪影響を及ぼすとも言われています。
もともと日本での食事では大豆を使った料理が良く出てきます。
豆腐・味噌・油揚げ・きな粉・納豆などがあり、その他に牛乳や豆乳なども多く大豆イソフラボンが多く含まれています。
バランスの良い食事をしていると、自然に良い分量を摂取できていると思います。

過剰摂取で胎児や赤ちゃんへの影響は?

妊娠中にはお腹にいる胎児にも栄養素は渡っていきます。
大豆イソフラボンも胎盤を通って赤ちゃんの栄養素となっていきますが、過剰摂取は赤ちゃんにどんな影響が出てくるのでしょうか?

まだ明確なデータはそれほど出てきていませんが、良く言われている影響と言うのは胎児の「脳」「生殖器」への悪影響が懸念されています。
絶対に出てしまう事とは言えませんが、何事も過剰に摂取するのは避けた方が良いです。

大豆イソフラボンの1日の摂取量

通常の範囲内の摂取量が分かれば、どれぐらいの分量の豆乳や豆腐などを食べて良いか分かります。
基本的に1日に適用摂取量とされているのは「70~75mg」となっています。

この数字だけ見てもどれぐらいの分量は分かりづらいと思います。
例を挙げると、「豆乳だとコップ2杯分程度」「豆腐では半丁程度」などが適用摂取量の範囲内になります。
お味噌などにも多く含まれていますが、100mgもお味噌を摂る事は難しいので、スプーン1杯程度では8mg程度の大豆イソフラボンの量になります。

色々な食事で大豆イソフラボンは摂取している場合が多く、意外にも1日の摂取量近くまで摂取している場合が多いです。
サプリメントなども多く出ていますが、そのサプリメントだけで70mgのイソフラボンを摂取するのは止めてください。