赤ちゃんが生まれて新生児や離乳食が本格的になるまでの乳児の間は、お母さんの母乳だけで大きく成長していきます。
母乳を飲んでくれない赤ちゃんに対して悩んでいるお母さんは非常に多く、母乳の代わりに粉ミルクを選択するご家庭も増えています。実際に私の家庭でも2人の子どもは「母乳3:粉ミルク7」でミルクを飲ませていました。
そんな時に悩むのが「ミルク作りをするときのお水は何が良いのか?」ということで、選択肢はいくつもあります。
「水道水」「ペットボトル」以外に考えるのが「ウォーターサーバー」のお水ですが、本当に赤ちゃんがいる家庭にウォーターサーバーは必要なのでしょうか?
ミルク作りだけでなくウォーターサーバーがあった方が良い点がいくつもあるので解説したいと思います。
- 価格:
- 79円~(税抜/500ml換算)
- 容量:
- 7.2リットル/9.3リットル(1パック)
- レンタル料:
- 無料(条件付き)
- 月額目安:
- 4,680円(税抜)※2
ミルク作りで必要になる最適な水とは?
ミルク作りで清潔な水を使うのは最低条件なので、清潔だけミルク作りをしてしまうと赤ちゃんに思わない悪影響が出てしまう場合もあります。
まずはミルク作りに必要になるお水について解説します。
70℃以上のお湯で調乳する
すぐに赤ちゃんにミルクを飲ませたいから
お湯で調乳してしまうお母さんはいませんか?
お母さんの気持ちは分かりますが、粉ミルク自体に製造過程で必ず細菌が混入しています。
その細菌を殺菌する必要があるので、70℃以上の熱いお湯で調乳する必要があります。ミルクにお湯を注いだ時に温度が下がってしまうので、80℃以上ある方が望ましいです。
ミネラル量が少ない軟水で調乳する
粉ミルクには母乳に近いミネラル成分や栄養が十分に配合されています。
その粉ミルクの中に過剰なミネラル成分が入っているお水を入れてしまうとバランスが崩れてしまうことになるので、ミネラル含有量が少ない軟水が最適なお水になります。
「軟水はウォーターサーバーだけ?」と思うかもしれませんが、水道水も軟水で各メーカーの粉ミルクは水道水を使うことを基準に製造されています。
日本の水道水の衛生環境は世界でトップクラスなので、そのまま煮沸するだけで調乳水として利用できます。
ウォーターサーバーのサイトを見ていると「こだわりの天然水がおすすめ」「安心安全のRO水」って書かれていることがありませんか? そもそも天然水は分かるけど「RO水」って何? 上のようにRO水がどのような水なのか分からない人 …
60mg/L以下の軟水や純水を選べば良い
「軟水って何?」と思う人もいるはずですが、マグネシウムとカルシウムが1Lあたりに含まれる量を示したのが硬度になり、硬度が低いのが軟水で硬度が高いのが硬水になります。
ですが、60mg/L~120mg/Lは「中程度の軟水」なので赤ちゃんに与えるお水としては少し硬度が高めの軟水なので、60mg/L未満の軟水が望ましいので、1つの基準として参考にしてください。
赤ちゃんにもお母さんにもウォーターサーバーが良い点
確かに水道水を使うとお金が非常に低く抑えられるので、ウォーターサーバーはコスト面で負けてしまいます。さらに衛生面を考慮して浄水器を使うのも良いかもしれません。
しかし、水道水や浄水器を使うよりもウォーターサーバーを使った方が、赤ちゃんだけでなくお母さんにも良い点がいくつもあるので紹介します。
煮沸させる必要はない
水道水は殺菌保存するために塩素が残ったまま家庭に流れてきます。しかし、塩素が残ったままの状態で赤ちゃんのミルクを作るのは、あまり良いお水とは言えないの煮沸を5分程度する必要があります。
ですが、ウォーターサーバーの場合は塩素殺菌する必要がないお水を使っているので、塩素が含まれていないお水が初めから利用できます。
ウォーターサーバーに設置しているボトルも空気が入りにくいパック式や、空気が入る場合もフィルターを通る構造なので、常に清潔なお水がセットされています。
70℃以上のお湯がいつでも出る
ミルク作りの最適なお水で解説したように、ウォーターサーバーのお湯は70℃以上が常に出る状態に保たれています。
通常の状態であれば「80℃~90℃」が一般的な温度で、エコモードを選択すると70℃程度まで温度が下がります。再加熱が出来るリモート機能があるウォーターサーバーであれば90℃以上の熱湯も作ることが出来るので安心です。
浄水器でも加熱する必要があるので、ウォーターサーバーの方が手軽に作れるようになっています。
冷水もそのまま使えるので温度調整がしやすい
清潔なお水に保持たれているウォーターサーバーなので、冷水も煮沸する必要がないのでそのまま使うことが出来ます。
熱いお湯で作ったミルクは冷ます必要がありますが、そのまま冷水を哺乳瓶に入れて温度調整することが出来ます。わざわざ水道水で哺乳瓶を外から冷ます必要はないです。
泣いている赤ちゃんを待たせない
2時間~3時間ごとにミルクを飲ませてあげる必要がある赤ちゃんは、当たり前ですが夜中でもミルクが飲みたくなって泣いてしまいます。
赤ちゃんが泣きじゃくっている状態で、お湯を沸かして粉ミルクを用意して水道水の冷水で冷ますことは時間がかかり、赤ちゃんやお母さんも一苦労です。
お湯も出て冷水もそのまま使えるウォーターサーバーであれば、すぐにミルク作りが出来るので赤ちゃんも長く泣きじゃくることは少なくなります。
ウォーターサーバーでミルク作りの手順
機械を扱うことが苦手なお母さんも多いはずですが、ウォーターサーバーでミルクを作る方法を一度覚えてしまうと簡単なので、実際にミルク作りの手順を解説したいと思います。
- 消毒殺菌した哺乳瓶に粉ミルクを入れる
- ウォーターサーバーの温水を直接、哺乳瓶に約3分の2まで入れる
- 乳首やフードを付けて粉ミルクを完全に溶かす
- 乳首を取りウォーターサーバーの冷水を残り3分の1を入れる
- 腕の内側に少し垂らして人肌程度になったことを確認して完了
ウォーターサーバーの水が清潔であっても哺乳瓶が殺菌されていないと、赤ちゃんの体に悪影響になってしまうので、必ず哺乳瓶消毒グッズで消毒するようにしてください。
私の場合は「ミルトン チャイルドプルーフ」という錠剤を使っていましたが、手軽で忙しいお母さんに最適だと思います。
哺乳瓶に熱湯を入れてからすぐに乳首を付けて溶かすと、先からミルクが出てきてしまうことがあるので、少し粗熱が取れてから付けた方が良いと思います。
どれぐらいの温水を入れたかで冷水の量を加減する必要がありますが、あまりにも冷水が少ないと濃いミルクが出来てしまうので、調整しながら目安の量まで入れるようにしてください。
赤ちゃんは非常にデリケートなので、熱いままのミルクは与えてはいけません。必ず大人の腕の内側である皮の薄いところで温度を確認してくださいね。
ウォーターサーバーは常に清潔に保っておく
ウォーターサーバーのボトル内は清潔な水が入っていますが、ウォーターサーバー自体が清潔に保てていないと赤ちゃんに悪影響になってしまう可能性があります。
なので、常に清潔なお水が出るような状態にしておく必要があります。
セルフメンテナンスは常に心掛ける
細菌はウォーターサーバーにクリーン機能が付いているので、サーバー内部は常にキレイになっていますが、サーバー外部のメンテナンスは自分で行う必要があります。
毎日する必要はありませんが、1週間に1回は温水と冷水の注ぎ口を綿棒やブラシで汚れを取るようにしてください。
あとボトル交換時は差込口周辺を「アルコール除菌された布」やアルコールスプレーで除菌し拭きとるようにしてください。台所用の中性洗剤を薄めたもので拭きとるのも良いです。
赤ちゃんにおすすめのウォーターサーバーランキングTOP5
ここまでの解説で赤ちゃんやお母さんにおすすめできるウォーターサーバーの条件は下の6つになります。
- 「軟水」もしくは「純水」
- 赤ちゃんが大きくなってからも安心できるしっかりしたチャイルドロック
- 若いお母さんに人気の高いデザイン性
- 自動クリーン機能が充実
- 軽い少量パックや下置きボトル
- 育児中や妊婦さん向けの料金プランがある
上の条件を総合的に判断したランキングで紹介します。
-
フレシャス(FRECIOUS)
- 価格:
- 79円~(税抜/500ml換算)
- 容量:
- 7.2L/9.3L(1パック)
- レンタル料:
- 無料(条件付き)
- 月額目安:
- 4,680円(税抜)※2
費用 4.5 ボトル交換 5.0 クリーン機能 4.5 安全性 4.5 デザイン性 5.0 フレシャスの特徴- グッドデザイン賞2年連続、キッズデザイン賞受賞
- エコモードで約70℃の温水が出る
- 小さな子供が届きにくいサーバー上部にボタンが配置
- 静音性や省エネに優れている
- 小さめのパック式で女性でも交換が楽
- フレシャス富士21mg/L、フレシャス木曽20mg/Lの軟水で安心
赤ちゃんにおすすめする条件をすべて高評価で揃えているのがフレシャスのウォーターサーバーです。
フレシャスdewo(デュオ)とフレシャスslat(スラット)のどちらのサーバーも「グッドデザイン賞」はもちろん受賞していますが、子供が安心で安全に利用できるデザインに受賞される「キッズデザイン賞」も受賞している点は非常に優れている点です。
グッドデザイン賞・キッズデザイン賞をW受賞!
\ 3種類から選べる非加熱処理の天然水 / -
コスモウォーター(CosmoWater)
- 価格:
- 79円~(税抜/500ml換算)
- 容量:
- 12L(1パック)
- レンタル料:
- 無料※
- 月額目安:
- 4,265円(税抜)※2
費用 4.5 ボトル交換 5.0 クリーン機能 5.0 安全性 4.5 デザイン性 4.0 ※smartプラス「ウッド・ライトウッド」のみ初回に限定カラー2,000円が必要
コスモウォーターの特徴- ボトルがサーバー下置きなので女性でも簡単交換
- 3種類のチャイルドロック機能
- Wクリーン機能で安全で清潔なお水が飲める
- 採水からボトリングをして48時間以内に出荷する
- 採水地「京都」は30mg/Lで軟水
コスモウォーターは配達エリアによって運ばれる天然水の種類が違いますが、1番硬度の高い採水地「大分」の天然水でも62mg/Lなので、十分赤ちゃんにも飲めるバランスだと言えます。
衛生面や安全性には非常に高評価で、ボタンを押しても冷温水ともに出てこないチャイルドロックから簡易的なロックもあるので、お子さんの成長によって選べる安全性があります。
ボトル内に入る外気をきれいにする「クリーンエア」と、サーバー内を48時間ごとに循環させてきれいにする「クリーンサイクル」の
W クリーン機能で、いつでも清潔な天然水を飲めるので赤ちゃんだけでなく家族みんな安心して使うことが出来るのが高評価になります。女性でもらくらくボトル交換!
\ モンドセレクション金賞受賞の天然水 / -
プレミアムウォーター(PREMIUM WATER)
- 価格:
- 81円~(税抜/500ml換算)
- 容量:
- 12L/7L(1ボトル)
- レンタル料:
- 800円→500円※
- 月額目安:
- 5,430円(税抜)※2
価格 4.0 ボトル交換 5.0 クリーン機能 4.5 安全性 4.0 デザイン性 5.0 ※MOM CLUB限定のレンタル料金。「cado×PREMIUMWATERウォーターサーバー」のみレンタルできます。
プレミアムウォーターの特徴MOM CLUB 限定の特別料金システム- デザイン性の高い「cado」とコラボしたウォーターサーバー
- 非加熱処理の天然水
- 2019年優秀味覚賞2つ星やモンドセレクション優秀品質金賞を受賞したおいしさ
- 5種類の採水地選べる天然水(北アルプスは北海道限定)
妊婦さんや5歳までの子どもがいる家庭限定「
MOM CLUB 」を利用すれば通常よりも安い料金でプレミアムウォーターを利用できる点がおすすめです。同じ3年契約の
PREMIUM 3年パックと比較して、毎月ボトル2セット(12L×4本)を飲んだとすると3年間で「64,080円(税別)」安く利用できます。料金面以外でも、5つの選べる天然水がすべて非加熱処理なので汲み上げられたそのままの風味を味わえるので人気です。
もちろん「富士吉田(25mg/L)」「北アルプス(29mg/L)」「朝来(48mg/L)」の3種類はすべて60mg/L未満の軟水なので、赤ちゃんのミルク作りにも利用できます。
MOM CLUBでお得に楽しめる
\ 5種類の天然水から選べるおいしさ / -
クリクラ(CreCla)
- 価格:
- 52円~(税抜/500ml換算)
- 容量:
- 12L(1ボトル)
- レンタル料:
- 無料※
- 月額目安:
- 3,673円(税抜)※2
価格 5.0 ボトル交換 3.5 クリーン機能 4.0 安全性 4.0 デザイン性 3.5 ※あんしんサポートパック料が月額417円(税抜)が必要
クリクラの特徴- 「クリクラママ」でボトル最大9本無料プレゼント
- 低価格のRO水
- 独自のミネラル成分の量でおいしい軟水
- 家庭ごみが出ないリターナブルボトル
- 解約手数料無料
超微細なRO膜で不純物を取り除いたRO水なので、赤ちゃんに安心して飲ませられるRO水になります。料金も非常に安いので他のウォーターサーバーよりもランニングコストを気にしにくい特徴があります。
あと、妊産婦さんと1歳未満の乳児がいる家庭であれば「クリクラママ」として無料キャンペーンを利用することが出来ます。(※母子手帳コピーの提出が必要です。)
- サーバー無料貸し出し
- 12Lボトル×3本の無料サンプル提供(3本飲み切りor2か月間の利用)
まずは3本の無料サンプル提供が受けられるので2か月間で気に入らなければ、継続を断ることも出来ます。その時に料金が発生することはないので無料で利用できます。
もしクリクラを気に入って継続利用を申し込めば、さらに6本分と交換できる引換券が無料で提供されるので、合計9本まで無料で飲むことが出来ます。
アルピナウォーター(alpina)
- 価格:
- 43円~(税抜/500ml換算)
- 容量:
- 12L/18.9L(1ボトル)
- レンタル料:
- 572円~
- 月額目安:
- 4,200円(税抜)※2
価格 5.0 ボトル交換 3.0 クリーン機能 3.5 安全性 4.0 デザイン性 3.0 アルピナウォーターの特徴- 水の料金が非常に安い
- ノルマが無いのが安心
- 赤ちゃんのおすすめな「1mg/L以下」軟水のRO水
- 再利用「リターナブルボトル」で家庭ごみが出ない
- 2年に1回のサーバー無料交換で衛生的
アルピナウォーターは毎月のノルマ本数がないので、追加費用の発生を気にすることなく利用できるので安心です。さらに水自体の料金が非常に安いので、育児で費用がかかる家庭でも信頼できる料金設定です。
RO水でもデザインウォーターのようにミネラルが添加されたお水もありますが、アルピナウォーターはミネラルを添加していない純水に近いお水なので、ミルクのミネラルバランスを崩しにくいRO水です。
※2:月額目安は「24L換算の水の料金」「電気代」「レンタル料金等」を出来るだけ最小限に合わせた目安の料金です。レンタル料金無料のサーバーでも最小限にかかるレンタル料も合わせてます。
まとめ
ウォーターサーバーはミルク作りで絶対に必要というわけではなく、ウォーターサーバーは不要だと感じるお母さんもいます。
ですがウォーターサーバーがあった方が確実に便利ですので、育児に対しての予算に余裕があればウォーターサーバーを導入を検討されても良いと思います。