ウォーターサーバーの便利な使い道~飲み水や料理以外にも使い方がある

疑問の表情の女性
ウォーターサーバーってあこがれるけど、どんな使い道があるの?

これからウォーターサーバーを導入したいと思っている人は、そもそもの使い道を知らないケースもあります。
困る女性の表情
ウォーターサーバーのお水を使い切れないから、他にも色々な使い道はないのかな~

すでにウォーターサーバーを利用されている人の中でも、賞味期限内に使い切れないことやノルマが達成できないでレンタル料が有料になってしまい悩むケースがあります。

皆さんが一般的に利用されているウォーターサーバーの使い道から、「えっ、こんな使い道もあるの?」と思うような使い道も合わせて解説していきます。

飲料用として使う

最も一般的なウォーターサーバーの使い道なのが飲料用として飲むことだと思います。

飲料用であれば水道水でも大丈夫ですし、浄水器を付ければより安全で飲めるので、ウォーターサーバーを使わなくても良いと思うかもしれません。

ですが、ウォーターサーバーだから飲料用におすすめできるポイントもあります。

冷水や白湯として飲む

ウォーターサーバーは5℃前後の冷水と80℃前後の温水がいつでも出るようになっています。

なので、夏場にのどが渇いたときに冷たいお水をそのままコップに注いですぐに飲めるようになっています。

体の健康面を考えて風呂上りや体を冷やしたくないときは、温水と冷水を混ぜてちょうど良い温度の「白湯さゆ」を作ることも出来ます。夏場でも赤ちゃんの水分補給でも白湯は大活躍するので、大変重宝するはずです。

煮沸消毒しなくても良いの?」と思うかもしれませんが、天然水やRO水はボトリングされるときに不純物を限りなく取り除かれて、衛生環境が整ったところで作られているので安心してそのまま飲めます。

赤ちゃんのミルク作りに使う

ミルク作りで重要なのがミネラル配合量が少ないもしくは無いお水を使う必要がありますが、ウォーターサーバーのほとんどがミネラルが少ない「軟水」や「純水」なので、赤ちゃんに負担の少ないミルクが作れます。

あと、粉ミルクには細菌が必ず混入しているので、消毒のために70℃以上のお湯を使う必要もあります。

ウォーターサーバーのお湯は常に80℃以上で、エコモードでも70℃以上に保たれているのでミルク作りが最適な使い道になっています。

さらに、人肌までミルクの温度を下げる必要もありますが、5℃程度の冷水も同時に出るウォーターサーバーであれば人肌まで下げるのはとても簡単です。

熱い飲み物に使う

冬場に温かい飲み物が欲しくなりますが、ウォーターサーバーの温水の機能を使えば簡単に熱い飲み物が作れます。

熱い飲み物と言えば「コーヒー」「紅茶」「日本茶」がメジャーと思いますが、それぞれのウォーターサーバーの使い方を見てみます。

コーヒー目当てでウォーターサーバーを使う

インスタントコーヒーではなくドリップしてコーヒーを入れるときは、比較的高い温度の熱湯を注ぎ入れるのが重要です。

ウォーターサーバーの温水の温度は「80℃~90℃」なので、このままドリップするだけでも十分な温度ですが、ウォーターサーバーの再加熱するリヒート機能を使えば90℃以上の温度でドリップすることが可能です。

あとコーヒーは「硬度は硬水の方が苦みが出て良い」という意見もありますが、硬度が高すぎる硬水だと酸味とバランスが崩れてしまうので、あまり私はおすすめしません。

ウォーターサーバーにはRO水でもミネラルが含んでいない「ピュアウォーター」はあっさりしすぎるコーヒーが出来てしまうので、ある程度ミネラルが入っている軟水のウォーターサーバーを選びましょう。

紅茶目当てでウォーターサーバーを使う

ウォーターサーバーを紅茶を作るために使う場合は、再加熱する「リヒート機能」で温度を100℃に近い温度まで上げてから注ぐようにしてください。

高温でないと紅茶の茶葉が開きづらく踊らないので、良い香味成分が出ない原因になります。

硬度はミネラル含有量が100mg/L未満の軟水がベストなので、日本のウォーターサーバーであればほとんどが条件を満たしているので、あまり悩まず選んでも良いでしょう。

コーヒーと同様に、ミネラルがほとんど含まれていない純水は味がぼやけるので、避けてください。

日本茶目当てでウォーターサーバーを使う

日本茶は種類が多くウォーターサーバーでお湯を入れるときは、種類によってお湯の温度を調整しないと本来の味や香りを楽しむことが出来ないです。

最適な温度 ポイント
ほうじ茶・玄米茶 95℃~100℃ 高温で入れて香りを楽しむ。旨味成分は元から少ないので高温で入れても大丈夫
煎茶 90℃~100℃ 旨味成分が少なく渋み成分を多く含んでいるので、なるべく高温で入れる。
上煎茶 80℃ 旨味成分が多く含む煎茶なので、なるべく高温で入れないで渋み成分を抑えて入れる
玉露 50℃~60℃ 旨味成分をじっくり引き出すため低い温度のお湯で入れる。


ウォーターサーバーから直接急須にお湯を注げるのは「玉露」以外の日本茶になりますね。

それでも「ほうじ茶」「玄米茶」「煎茶」はリヒート機能で再加熱したウォーターサーバーのお湯を入れて、30秒ほどの短時間で蒸らしてから淹れるようにしてください。

上煎茶じょうせんちゃを淹れる場合はリヒート機能を使わずに、そのままのウォーターサーバーのお湯の温度で注いでも大丈夫な温度です。

玉露ぎょくろはウォーターサーバーをエコモードにしても70℃くらいまでしか温度が下がらないので、他の容器で湯冷まししてから急須に注ぐようにしましょう。

冷たい「水出し」の飲み物に使う

暑い夏の日には冷たい飲み物を飲みたいと思いますが、ウォーターサーバーの冷水では物足りないという方も多いはず。

困る女性の表情
でも、わざわざウォーターサーバーのお湯でお茶やコーヒーを作って冷ますとかなり時間がかかりますよね

そんな時は、少し時間をかけても良いのなら「水出し」の冷たい飲み物を作っても良いと思います。

ウォーターサーバーはほとんどが軟水なのでお茶の葉やコーヒー豆に浸透しやすく、そのままのおいしさを引き出しやすい特徴があるのでおすすめです。

さらにウォーターサーバーは水道水と違い塩素が含まれていないので、煮沸する必要も無く簡単に水出しの飲み物が作れます。

今では水出し用のお茶や紅茶、コーヒーも用意されているので時間もかからず簡単に作れるようになっています。

料理用として使う

冷水も温水も出るウォーターサーバーを料理に使えば、料理時間の時短にもなるので有効利用された方が良いです。

ですが、日本のウォーターサーバーの軟水が合っていない料理もあり、肉の煮込み料理やパスタやパエリアなど洋風料理は硬水を使った方がおいしく出来るので使わなくても良いかもしれません。

お米を炊くために使う

パンブームでパン食が流行っている昨今ですが、やはり日本人の主食は「お米」でおいしく食べたいと思う日本人は多いはずです。

お米を炊くときに重要になるのがお水の硬度なのですが、やはり日本人に合っている軟水でお米を炊くとふっくら炊き上がります。

理由はミネラルが少ない軟水はお米の中まで浸透しやすいので、中まで柔らかく仕上がるためです。

水道水は塩素が含まれているので、お米を研ぐのもウォーターサーバーのお水を使いたいですがコストがかかるので、最後のお米を研ぐお水とお米を炊くお水はウォーターサーバーを使うと良いと思います。

「出汁を取る」「野菜を煮込む」日本料理に使う

何度も出てきているウォーターサーバーの軟水なので、食材に浸透しやすいメリットがあり日本料理の出汁を取るのに非常に向いているお水になります。

冷温水が出るウォーターサーバーなので、昆布だしを取るときは冷水に1時間程度浸して中火で出汁を取れますし、カツオだしを取る場合は温水を使ってすぐに出汁を取れるので、時短になります。

野菜を煮込む場合も味を染み込みやすい軟水なので、お味噌汁や肉じゃがなど日本人が大好きな料理に向いているので、ぜひウォーターサーバーを使った方が良いでしょう。

ウォーターサーバーの意外な使い道

ウォーターサーバーのお水を飲み物や料理に使うのは一般的ですが、口にする以外のウォーターサーバーの利用方法もあります。

意外と知らない人も多いので、ぜひ余裕があればウォーターサーバーの使い道として考えると良いかもしれません。

ニキビや肌荒れ対策の洗顔に使う

疑問の表情の女性
ウォーターサーバーのお水を洗顔に使うの?

疑問に思う女性は多いかもしれませんが、水道水と違って塩素が含まれていないウォーターサーバーは肌に優しく刺激が無いので、肌荒れやニキビ対策に有効なお水になります。

ウォーターサーバーの冷水は5℃で冷たいので、少し温水を足して30℃前後のぬるま湯で洗顔されると汚れも取れやすく、洗顔しやすくなるはずです。

あと洗顔後や外出中の一時的な保湿としてウォーターサーバーのお水を使うのも良いです。

スプレーボトルに入れてお肌に吹きかけて使えば、敏感肌の人にも十分な保湿の代わりになります。さらに保湿力を高めるのであれば「グリセリン」を少しだけ足せば無添加の自作の化粧水が出来るので便利ですよ。

備蓄水として使う

ウォーターサーバーとは?導入するメリットとデメリットはそれぞれある」のページでも解説していますが、メインの使い道ではなく非常時の備蓄水として保管するのも良いです。

未開封のボトルの賞味期限は「6か月」が基本で、常に使っているウォーターサーバーであれば新しいお水が備蓄されるので、古いお水を置くことにはなりません。

家族4人分の3日間に必要になる水の量は「36L」なので、一般的なウォーターサーバーのボトル「12L」を3本を常に置いておくようにしましょう。

使い道のまとめ

意外なウォーターサーバーの使い道はありましたか?

お水を使う場面でウォーターサーバーのお水は使えないというのは無いので、「ウォーターサーバーのお水を使い切れるかな?」と考えている人でも意外と使える場面が多くてビックリするかもしれません。

悩んでいる人はウォーターサーバーの失敗しない選び方も紹介しているページでじっくり探されても良いかもしれません。