このタイトルを見て、「水とアトピーが関係するの?」と思われる方も多いかもしれませんが、アトピーをお持ちの方や子供がアトピーで悩んでいる方などには、多くの方が認知している事です。

アトピーやアレルギーの原因は色々ありますが、食品以外にも「ダニ」「ハウスダスト」「花粉」などもあります。

現代の日本の子供では、軽度な過敏性な症状を含めると、3分の1が何らかの症状があるようで、アトピー性皮膚炎になると10人に1人は発症しているようです。

そこで、何故水がアトピーと関係してくるのでしょうか?

アトピーの遺伝性と環境要因

アトピーなどアレルギーは、遺伝性要因が大きいとされています。
片親がアトピー症状があるなら3割ほど、両親が共にアトピー性症状なら7割ほどが遺伝してしまう様です。

そうは言っても、両親が同じで子供によってアトピー体質の子供とでない子供、両親共にアトピーではないのに子供がアトピー体質だったりと様々です。

そこで出てくるのが「環境要因」です。
環境要因は、その土地でのライフスタイルやそれぞれが受けるストレスなどが影響します。

1960年以降でかなり増えたアトピー症状です。
急激に遺伝子が変わることは無いので、この環境要因が大きなアトピーの原因の1つになっています。

水道水の塩素が悪影響

1960年以降に水道水への塩素が使われる様になりました。

塩素は、タンパク質を破壊する働きがあり、その働きを利用して水の殺菌をしています。

この塩素は、家庭の蛇口から出てくるまでの量が定められており、遊離残留塩素0.1mg/L以上とされています。

この残留塩素があることで、飲める水として家庭に供給されていますが、体にはやはり悪影響が出ているのでしょう。

残留塩素が体に悪影響を及ぼす

人間の体の20%はタンパク質で出来ています。
上の項目でも書きましたが、塩素は「タンパク質を破壊する作用」があります。

ですので、人間の体にあるタンパク質も破壊されてしまいます。
残留塩素が含まれた水道水を飲む事で、口・のど・食道・胃・腸の粘膜や乳酸菌にも影響を与え、抵抗力が弱まってしまいます。

その他にも、その水で溜めたお風呂に浸かることで、肌のタンパク質も影響を受けます。

抵抗力の弱まった体は、悪影響を与える「ダニ」「ハウスダスト」さらに「細菌」の侵入が容易になってしまいます。

その有害物質の排除が、免疫細胞によってされますが、いつもより有害物質量が多くなると活発に免疫細胞が働き、アトピー症状がひどくなります。

残留塩素の除去で改善できる可能性

アトピーの要因は、遺伝性もあり環境要因もありますが、最近のアトピー症状の急増は環境要因が大きいです。

環境要因の中の1つにすぎない「残留塩素」ですが、それをなくすことによって、多くの症状が改善できる場合が多いです。

飲み水を「ミネラルウォーター」「天然水」に変えるのも良いでしょう。
その際、塩素が含まれていない事を確認する様にしてください。

何もしないで悩むよりも、簡単に飲み水は変えることは出来ますので、試しても良いと思います。