身体の3分の2ぐらいの約60%程が水分で出来ているのは、大体の人が知っていることだと思います。

この体内の水分は、日々生活活動していると失われていきます。
汗をかいたり尿や便など、1日に2,000ml~2,500mlが排出されています。
知っていましたか?

ですので、人はそれを毎日同じ量の水分を摂取しなければ、身体に異変が生じてきてしまいます。

水分の摂取方法

では、水分をどのように摂ることが基本になるのでしょうか?

水やジュース飲料などからすべて、1日分の約2,500mlになる水分を摂る事はありません。
通常の生活をしている方がそんな事をすれば、水分摂取過多になる事になり、逆に体調を崩すことになりかねません。

1日の水分摂取量の目安
食物の水分 1,000ml
代謝水 200ml
飲料水 800ml~1,300ml

上の表を見てもらうと、飲料水としてとる水分は1,000ml前後になる事が分かると思います。
これは基本となり、運動をよくされる方などは、摂取する水分は多くなります。

飲料水の良い飲み方

水などの飲料水を飲むときに、一気に飲む事はやめて下さい。
水を飲むときには、1日の中で複数回にこまめに分けて摂取する事が、身体にとってとてもいい事です。

一気に水分を摂ってもお腹を壊したりするだけですので、気を付けてくださいね。

    飲むタイミング

  • 起床時
  • 朝・昼・晩の食事時
  • 間食の時
  • 入浴時
  • 就寝前

飲むタイミングや回数は、起床時に一杯飲み、1日3回の食事の時やその間の時間帯と入浴前や就寝前と、大体7回~8回となります。
1回にコップ一杯200mlを軽く飲む程度で十分です。
これで、1,400ml~1,600mlが飲料水として摂ることが出来ます。

飲む飲料の種類も気を付ける

すべて飲む飲料を、水にしたりスポーツ飲料水にしたり、偏りがあるとこれもあまりよくありません。

汗をかいたりすると、一緒に塩分などミネラル成分も体外に排出されてしまうのです。
汗をよくかいてしまう夏などは、ミネラルの摂取は多くしておいた方が良いです。

では、スポーツ飲料水をよく飲もうと思いますが、カロリーが多く摂取してしまうケースもあります。

ミネラルウォーターなど、ミネラルをバランスよく配合されているウォーターサーバーの水などの摂取が良いでしょう。

これだけ水分が減ると危険

では、どれだけ水分が身体から排出されると、身体にどんな異変が起きるのか?

「結構減らないと異変が出ないのでは?」と思われがちですが、意外とすぐに身体には異変が表れます。

  • 1~2%・・・のどの渇きを感じる
  • 3%・・・強いのどの渇きや意識が薄れてくる
  • 4%・・・皮膚が紅くなる。感情が不安定でイライラする。疲労感がある
  • 5~6%・・・頭痛や手がふるえる。体温などが上昇。
  • 8~10%・・・呼吸困難・めまい・平衡感覚がなくなる。
  •   ↓

  • 20%・・・死亡

60kgの体の人で計算すると、400~500mlぐらいの水分が無くなってくると、のどに渇きを感じてきます。
それがどんどん進んでくると、身体に大変な症状が表れてきます。

体重60kgの中の僅か500mlの水分がなくなると、のどが渇いてくるのです。
ですので、のどの渇く前にこまめに水分補給が肝心になるのです。