海洋深層水は皆さんも聞かれた事がある水かもしれません。
飲料水にはもちろん化粧品や美容用品など、様々な商品の形で見られるケースが増えています。

海洋深層水とはどんな水の事を言うのでしょうか?
皆さんが馴染みがある海と言うと海岸やそれほど深くない海だと思いますが、それよりも深く水深200m以上にある海水の事を深層水と言います。
フリーダイビングの最高の選手などでは、水深200m以上潜った記録もありますが、普通の生身の人間では到底潜る事の出来ない水深の深さになっています。

海洋深層水の特徴

水深200m以上の深層水より上にある海水の事を「表層水」と言います。
表層水は光が入り込む事が可能ですので、植物プランクトンが活発に活動し光合成が行われ、無機栄養塩類が消費されてしまいます。
さらに、表層水は川などから流れてくる不純物や産業排水・生活排水などでキレイと言えない水で汚染されています。

「同じ海の水だから表層水と深層水は同じでは?」と思う方もいるかもしれませんが、それは違います。
表層水と深層水は混じる事はなく、表層水で深層水が汚染されることはありません。

深層水には光自体が届かない(表層の100分の1以下)ので、プランクトンの光合成自体行われません。
ですので、無機栄養塩類が豊富に含まれた状態を保てるのです。
ミネラル成分も深層水は表層水に比べ、かなり豊富に含まれている非常に優秀な水と言えます。

深層水の水は年間を通して低温で温度変化が少ない事も特徴です。

海洋深層水の効果

  • アトピー性皮膚炎
  • 血流・高血圧
  • 生活習慣病
  • 美容
  • がん細胞増殖抑制

海洋深層水の魅力は何と言っても、ミネラル成分が豊富に含まれている事になります。
さらに、海洋深層水は浸透力が良く肌にも良いとされています。
アトピー性皮膚炎の改善にも、海洋深層水が使われいるケースが多いことがあります。

生活習慣病の改善にはミネラル成分をバランスよく摂取する事が重要になります。
ここで海洋深層水のミネラルが良いと言われているのです。
血流の改善には、マグネシウムのミネラル成分が良いとされていて、海洋深層水にはマグネシウムが多く含まれています。
特に、日本人はマグネシウムの摂取量が不足しがちと言われているので、心がけて摂取することが大事になります。

日本でも取水されている深層水

深層水は日本でも取水されている事は知っていますか?
多くの地域で取られてはいませんが、11都道府県の19施設で取られています。
高知県の「室戸海洋深層水」や富山県の「入善海洋深層水」など有名な海洋深層水があります。