ニキビ対策や肌荒れはミネラルウォーターで洗顔や水分不足を解消すれば良いの?

ニキビ対策や肌荒れにミネラルウォーターが良いとは、なかなか結びつかないかもしれません。さらに、ニキビになる原因は多岐に渡り、ニキビの出来る場所やニキビの種類で様々になります。

みなさんがニキビが出来る原因は、皮脂による毛穴の詰まりだと思う人が大半で確かにその通りなのですが、皮脂の詰まりだけが原因と言えません。

皮脂だけが原因の場合は、皮脂の分泌が多い「Tゾーン」の額や鼻筋などの周りに出来るだけですが、頬などにもニキビは出来ます。

ニキビだけでなく肌荒れも様々な要因があるので、なぜミネラルウォーターが良いのか解説したいと思います。

肌の水分不足によるニキビや肌荒れ

油分が多く分泌されて皮脂の詰まりがニキビの出来る主な原因ですが、肌の水分不足からくる乾燥もニキビの出来る原因になります。

顔の肌が乾燥していると皮脂が少なそうでニキビが出来にくい感じがしますが、乾燥している肌は角質層のが弱くなりバリア機能が低下しており、肌の水分量の調整がしにくくなり肌荒れを引き起こすことになります。

荒れた肌は細菌の攻撃を受けやすくニキビが出来やすい環境が整ってしまうことになります。

ですので、しっかり水分を摂ることがお肌にとって重要になってきます。

肌が水分不足になる原因とは?

水を飲まなければ水分不足になりやすいのは分かりますが、水を飲まないだけが肌の水分不足の原因ではありません。

肌の水分不足を引き起こすのは?
  • 冷暖房による空気の乾燥
  • 紫外線
  • タバコやアルコール
  • 間違ったスキンケア
  • ストレスや疲労
  • 加齢

水分不足になる原因は冷暖房による空気の乾燥などの外的要因だけかと思うかもしれませんが、ストレスや疲労、加齢による内的要因も十分に起こりうる肌の水分不足の原因になります。

夏場に汗をかいて油分も出てるから安心していると、強い紫外線と冷房による肌の乾燥のWパンチで、思っているよりも肌が水分不足になってしまったことに気づかない人もいるので注意してください。

体内の水分不足はミネラルウォーターを飲んで老廃物を出す

お肌だけでなく体の内側の水分不足によって、肌荒れやニキビが出来てしまう原因になっています。

体は溜まってしまう老廃物を体外へ出す「排泄機能」がありますが、水分不足が進んでしまうと、リンパや血管の機能が低下してしまい、体外に排出されるべき老廃物が体内に留まり蓄積されてしまいます。

水分不足や老廃物の蓄積によって「便秘」になる方も多く、腸内環境が悪い状態になると「悪玉菌」が異常に増えて肌荒れの原因になることは有名です。

便秘になると「お腹のハリ」「頭痛」などの要因にもなり、余計にストレスとなって更なる肌荒れの悪化にも繋がるので、水分補給は常に行うようにしましょう。

ミネラルが多い「硬水」で水分補給も良い

肌荒れの原因にもなる老廃物ですが、老廃物の中には「有害金属」という体に悪影響を及ぼす毒素があります。

疑問の表情の女性
金属なんて食べてないけど体に蓄積されてるの?

金属をそのまま食べる人はいませんが、普段から食事されていると自然と有害金属は微量ながら体内に入ってきています。

有害金属の種類
  • なまり
  • 水銀
  • カドミウム
  • アルミニウム
  • ヒ素
  • ベリリウム

有害金属をうまく排出しないと肌荒れだけでなく、重い病気になってしまう原因にもなります。

有害金属の排出にはミネラル成分が有効とされており、ミネラルウォーターでもマグネシウムとカルシウムが豊富に含まれている「硬水」は特に良いとされています。

慣れない硬水ではなく軟水でも十分

肌荒れやニキや体調不良の原因にもなる有害金属ですが、その有害金属の排出のために硬水を飲んで体調を崩してしまう日本人は多いです。

元々、日本人の体に合っている水の硬度は軟水で、慣れない硬水を一度に大量に飲んでしまうとお腹を壊して下痢になってしまうことが多いです。

海外旅行に行ってお腹を壊す話はよく聞きますが、不純物だけでなく硬度が原因のことがよくあります。

下痢になってしまうと体内の水分不足が進んでしまうので、せっかく水分補給したにも関わらず余計に肌荒れの原因を作ってしまう可能性もあります。

軟水のミネラルウォーターでもバランスよくミネラルが配合されているので、水分補給と食事でミネラルを補給するのが良いですね。

水分補給はお茶やコーヒーよりもお水のままで

水分補給をする時に、お茶やコーヒーなどでされる方も多いと思います。お水よりも飲みやすく好みがあり、利用しやすいと思いますが、あまり効果的な水分補給にはならない場合もあります。

お茶やコーヒーなどにはカフェインが含まれており、水を飲むより水分が体外へ排出されやすくなります。ですので、身体を潤す目的ならばミネラルウォーターなどの方が向いています。

水分は適度・適量の摂取が良い

「人間の体に必要な水の摂取量の目安」で詳しく書いていますが、人間の身体は1日における適量の水分摂取量があります。

よく「1日2リットル」と言われている水分補給ですが、これは食物からの水分補給も含まれていますので、水分のみでは1,000ml~1,400mlぐらいで大丈夫です。

一気に水分を摂ると下痢などを起こし逆に水分不足になってしまいますので、1回200mlで5~7回程度に分けて摂るようにしましょう。

最近では、水道水をそのまま飲む方は少なくなってきているようですが、飲まれる場合は煮沸された方がいいです。それよりも市販のミネラルウォーターや、ウォーターサーバーで手軽に水分補給された方が安心出来るでしょう。

洗顔は水道水を避けた方が肌荒れやニキビ対策になる

しっかり水分補給もしているけど、肌荒れやニキビが気になって仕方ないという人も多くありませんか?

体内は水分不足が十分解消されていても、スキンケアが間違っていると肌荒れの原因になります。

簡単に気を付けられる方法として、洗顔する時のお水が「水道水そのまま」という人は肌荒れの原因が水道水というケースがあります。

水道水の残留塩素が原因で肌荒れを引き起こす可能性大

日本の水道水は世界最高水準の安全性が保たれていますが、安全に家庭まで運ぶために塩素消毒がされています。

塩素はたんぱく質を破壊する働きがあり細菌を殺してくれるので水質は安全ですが、人間の肌や髪の毛もたんぱく質で出来ています。

たんぱく質を破壊する塩素が含まれている水道水で洗顔をしてしまうと、保湿を守る角質層を傷つけてしまい肌の水分不足が加速して、肌荒れやニキビが出来てしまうことになります。

肌が元から強い方であれば多少の水道水を使っても肌荒れまでなることはありませんが、敏感肌や乾燥肌の人は特に塩素の影響を受けやすいので気を付けた方が良いです。

ミネラルウォーターなら塩素が含まれず低刺激で洗顔におすすめ

ミネラルウォーターで洗顔する方法
スーパーなどお店で売られているミネラルウォーターは加熱殺菌やRO膜などのろ過装置で不純物を取り除いているので、塩素消毒をする必要がありません。

塩素が含まれていないミネラルウォーターで洗顔すれば、肌を刺激することが少なくなるので、肌荒れを起こすことも少なくなりニキビの発生も少なくなります。

ニキビが発生してからでもミネラルウォーターで洗顔することは遅くはなく、刺激が弱いミネラルウォーターで洗顔すればニキビが悪化することも防ぐことが期待できます。

解決した女性の表情
ミネラルが多い硬水の方が肌荒れに良さそう

体内のデトックスに硬水が効果的だから肌にも良いと思う人もいますが、間違いです。

硬水のミネラルウォーターで洗顔してしまうと、泡立ちも悪くて余計にゴシゴシと洗ってしまう可能性もあります。そもそも硬水で洗うと石鹸と化学反応を起こして「石鹸カス」が出来てしまい、肌に残ってしまうので肌荒れの原因になります。

ミネラルウォーターで洗顔する方法

ミネラルウォーターで洗顔して肌荒れやニキビを改善する方法は「軟水」で洗うことが重要で、洗顔料の泡立てから洗い流しまですべてミネラルウォーターでされても良いですし、最後のふき取りする時だけミネラルウォーターでを使っても良いと思います。

洗い流すときの温度も重要で冷水ではなく「ぬるま湯」で洗うのがポイントです

大体人肌程度のぬるま湯が良いですが、30℃以上が皮脂が溶け出す温度になっているので「30℃~35℃」ぐらいが良い温度になります。

温度調整が難しいかもしれませんが、ウォーターサーバーであれば温水と冷水が出るので30℃前後のお湯でも簡単に作れるのでおすすめです。